新型コロナ 市101人、40代以下で70%超
【那覇支局】県は29日、宮古島市で新たに101人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は1万3605人。多良間村は3日ぶりに確認されなかった。累計142人。県内では新たに5253人が確認され、曜日では最多になった。累計は34万8639人。
市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から120人減少した。年代別では10歳未満と30代の各16人が最多。10代の14人、20代の13人、40代の12人が続く。40代までで全体の約70%を占めるなど、若年層の感染が目立つ。県外在住者は7人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は2365・22人と前日より減少した。
宮古地区の入院中21人、宮古病院17人(重症1人、中等症9人、軽症7人)、民間病院4人(中等症1人、軽症3人)。病床使用率は31・8%。宿泊施設療養中22人、自宅療養中861人、入院調整中894人。
県内の新規感染者は前週の同じ曜日を599人上回った。5000人台になるのは2日連続。年代別では40代の858人が最多。国基準の重症者は25人。
全国と比較可能な直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は2223・26人で126日連続全国ワースト。全国平均1056・74人の2倍を超えている。
県は自宅療養者を対象に貸し出している血液中の酸素の値を測る「パルスオキシメーター」の7割以上が返却されておらず、速やかに返却するよう呼び掛けている。27日時点で約4万5000個ある「パルスオキシメーター」は約1万個が貸し出され、療養が終了したにも関わらず約2万6000個が返却されておらず、未返却率は72・5%となっている。