圧巻のパフォーマンス　市民総合文化祭書道部　きょう午後５時まで展示

　市および市文化協会、市教委が主催する市民総合文化祭の書道の部はきょう13日午後５時まで市未来創造センター内市立図書館ブラウジングコーナーで作品を展示している。書道部はその一環として12日、同センター入り口（ホワイエ）で３人の書道人による一般の部「書道パフォーマンス」を行った。訪れた市民らは豪快かつ繊細な演技による作品に見入っていた。
　パフォーマンスを行ったのは本紙文芸書道の部で審査員を務める田場啓子さん、俳句の部審査員で同部会長の池間海真さんに米国在住で市出身のイラストレーターまきゃんちかこさんの３人。まきゃんちかこさんは２日前に急きょ出演が決定した。
　田場さんは和歌「あめつちの詞（ことば）」を書き綴り、まきゃんちかこさんは水墨画で「龍」を描き、池田さんは観客らのリクエストから同じく「龍」の書を披露した。
　まきゃんちかこさんは下地出身。テレビ関係の企業に務めていた時にスコットランド出身の男性と結婚。その後渡米。日本を離れて日本の文化の素晴らしさを知ったとのことで通信教育で墨絵を学び、自己流で今のスタイルに辿り着いたという。
　パフォーマンス後、観客らは作品をカメラやスマートフォンで写真におさめるなど感嘆とした様子で作品に見入っていた。