生徒12人の新たな一歩 島の高等学院 期待を胸に楽しい入学式 根間学院長「島全体を多様な学び舎に」
島の高等学院(根間玄隆学院長)は6日、市内下里のホテルで12人の新入生を迎える入学式を行った。新入生や保護者を含む各所の関係者ら59人が参加し、新入生は少し緊張しながらも在校生らに温かく迎えられた。根間学院長は今年度から島全体を学校と見立てたアクティブな学習活動に力を入れる方針を明らかにした。概要説明後には生徒らを迎えるためのワークの時間を設け、交流とともに学院生活への一歩を踏み出した。
同学院は高校卒業の資格を取得できる通信制サポート校として高校卒業資格取得のほか、島内の経営者や専門職などに携わる人材が講師を務め、プログラミングや簿記検定、実用英語技能検定などのスキルを身に着けることも可能となっている。
根間学院長はあいさつで同学院を選んだ新入生と保護者に深い感謝の意を表し、歓迎のあいさつを述べ、また同学院の概要説明も行われた。
根間学院長によると同学院は、開校4年目を迎え、これまで以上に地域との連携を重視する教育方針を打ち出しており、新たな学習の場として島全体を活用することで、学生たちに多様な経験を提供することを目指している。根間学院長は、このような教育環境が学生たちの成長に大きく寄与すると確信している。
新入生からは、入学式での在校生との交流や、式典が行われた結婚式場のような会場についての驚きと共に、これからの学院生活に対する期待の声が聞かれた。学生たちは、新しい学びの形に挑戦することへの意欲を新たにしている。
入学式の1部終了後には保護者と生徒に分かれてワークが開かれた。保護者対象には今後の学院での取り組みやカリキュラムといった生徒たちが楽しく学院を過ごせるためのサポート含めた相談を根間学院長らが、新入生対象には自己紹介やゲームなど入学式初日から新在生徒同士らで交流できる場をつくり、関係者らがサポートに入り楽しい学院生活に向けた準備を進めた。