飲酒ゴーグルで酒に酔った状態を体験する実習生ら
=来間シーウッドホテル
外国人技能実習生を対象に防犯・交通安全教室
外国人技能実習生の安全啓発を目的に宮古島警察署(仲宗根宗信署長)は10日、下地来間のシーウッドホテルで「防犯・交通安全教室」を開催した。同ホテルに在籍する実習生28人のうち5人が参加し、自転車のルールや適正飲酒などの講話を受けた。
講話では同署の生活安全課、地域課、警備課、交通課の各担当らが指導し、インドネシア、ベトナム、フィリピンから来た実習生らは熱心にメモを取りながら講話を受けた。
また実習生らは酒に酔った状態を体験できる「飲酒ゴーグル」をかけての歩行を体験し、酔ってふらつきながら歩くことの危険性を認識した。
仲宗根署長は「みなさんは島で一緒に暮らす仲間。日本で安全に楽しく生活することができるように話をするので、覚えて帰って欲しい」とあいさつした。
同ホテル人事担当の野口和臣さんは「貴重な戦力の実習生が安全に過ごせるようしっかりコミュニケーションを取っている。実習終了後は学んだ技術で国に貢献してほしい」と述べた。
同署は22年度、同様の講話を実習生を受け入れている市内各企業で4回行い、今後も他の企業へ実施を呼び掛ける予定としている。