人権講話で意見発表を行う生徒ら
=城東中学校体育館
城東中学校 性の多様性について学ぶ
城東中学校(比嘉豊樹校長)は8日、レインボーハートオキナワの竹内清文代表を講師に招き、性の多様性について理解を深め自分らしく生きることの大切さを考えることを目的に、人権講話を行った。生徒らは個性の尊重について話し合い意見を発表。竹内さんは「自分と違う意見をしっかり聞くことが差別の解消につながる」と語り掛けた。
竹内さんは「性の多様性を尊重することは、全ての人の命を大切にし共に生きやすい社会を目指すこと」とうたった沖縄県の宣言や、制服選択制などの取組が全国で広がっていることを紹介。女性・男性同士をカップルとして認める「同性パートナーシップ」を209の自治体が取り入れているという。
講話後には個性を認め合うことについて生徒たちが考えるワークショップを実施。一人ひとりが自分の意見を考え、班ごとに話し合い発表内容をまとめるという手順で行い、竹内さんは「正解不正解はない。なるべく具体的に考えて、人の意見を聞いたら拍手をしよう」と生徒らを導いた。
生徒たちから出た多様な意見を受け、「同じ質問にも全く違う考えがある。話し合いを重ねて『人って違うんだ』ということが当たり前になれば、差別は無くなっていく」と呼び掛けた。