設立65周年記念式典・祝賀会 宮古保護区保護司会
宮古保護区保護司会は設立65周年記念事業として記念式典および祝賀会を市内下里のホテルで開いた。式典では下地達男会長がこれまでの活動を振り返り、今後の発展に向けたあいさつをし、歴代会長に感謝状が贈られた。式典後には祝賀会が開かれ保護司間のこれまでの活動を互いにねぎらい、親睦を深めた。
式典では開会の言葉を宮國芳美副会長が行い、これまで保護司として活動し、逝去された人たちに向け黙とうがささげられた。
下地会長の式辞では保護司法が1957年12月10日に施行され、翌58年2月に琉球政府主席から宮古は定数14人のうち10人が委嘱されたことから始まり、99年に更生保護法が施行され市内に更生保護サポートセンターを設置された歴史が語られた。
その上で、那覇保護観察所、関係機関・団体との連携、保護司会・協力雇用主会・更生保護女性会が三位一体となって罪を犯した人たちの再犯・再非行防止に取り組み、明るく住みよい安心で安全な社会づくりのために全会員で「以和為貴」をモットーにまい進していくと意気込みを語った。
来賓祝辞では座喜味一幸市長(代読・嘉数登副市長)、伊良皆光夫多良間村長、岡田和也那覇保護観察所長、兼次政福県保護司会連合会長から祝辞が贈られた。
感謝状贈呈では下地会長から歴代会長一人ひとりに感謝状が手渡され、これまでの会の歩みとともに尽力してきた活動が会場全体からたたえられた。
表彰者を代表して第8代会長を務めた川満克佳さんは「対象者の方々と温かく、人間愛をもって社会環境の重圧にもめげず、健全で活力ある人間として成長することを願いながら保護司として頑張ってきた。特に関係者や周りから勉強させてもらった。感謝を申し上げます」と述べた。
その後、祝賀会では更生保護女性会の根間幸子さんの「宮古トーガニ」で幕を開け、前那覇保護観察所長の手塚徹さんが乾杯の音頭をとるなど多彩な催しもので親睦を深め、宮古島で誰もが安心できる社会づくりになお一層心をひとつにした。
感謝状を贈呈された歴代会長は次の皆さん(敬称略)。
伊志嶺勲(第3代)▽川満克佳▽下地達男(第9、14代)▽與那覇秀夫(第11代)▽普天間裕(第12代)▽大城千代子(第15代)