結の橋学園統合5年目の成果 教育長に県知事表彰報告
「守り育てよう 美ら島の子」をテーマに那覇市で10日に開かれた第44回県青少年育成大会の善行青少年および青少年育成功労者等の県知事表彰で善行青少年個人の部に選ばれた與儀華夢さん(伊良部島中3年)が16日、市役所に大城裕子教育長を訪ね、受賞を報告した。大城教育長は與儀さんをねぎらい賛辞を述べ、今後の活躍に期待の言葉を贈った。報告には同校中学部の佐久本聡校長、名城歩教頭が同行した。
同大会は青少年健全育成事業の一環として、毎年11月に開催し、県青少年保護育成条例第8条に基づき、健全育成に顕著な功績のあった個人・団体を表彰することとしている。
與儀さんは「心身ともに健やかで青少年にふさわしい情操をもち他の模範となるもの」として個人の部県知事表彰された。
各種検定に積極的に取り組む姿勢や生徒会副会長を務め、バレーボールでは1年生からレギュラーとして活躍。今年の全沖縄中学バレー選手権ではベスト8の成績を残し、陸上でも9月16日に開催された第61回全宮古中学校陸上競技大会のジャベリックスロー競技では33㍍78の宮古記録を樹立した。
與儀さんは「表彰されるとは思っていなかったので、こんな大きな賞をもらえたと聞いたときはうれしかった」と語り、「親には好きなこと、やりたいことをさせてくれ支えてもらっているので感謝したい」と述べた。3月の受験に向けて志望校合格を目指し勉学に励み、部活は高校でも続けるという。
大城教育長は「おめでとうございます。新聞で見て喜んだ。多岐にわたる活躍はまさに文武両道。たゆまぬ努力、成果が実となったことでしょう。今後に期待している」と賛辞を贈った。
佐久本校長は「四つの学校が統合された結の橋学園は今年、9年生のダンスや合唱コンクール、バレー男女の活躍など5年目の成果が出てきた。その中心にいるのが與儀さんなので推薦させていただいた。県知事表彰は本校にとって深い意義がある」と語った。