天久会長(左から2人目)らは協会の活性化に向け意欲を見せた =宮古新報社

沖縄宮古民謡協会来社 50周年を機に活動本格再開

 沖縄宮古民謡協会の天久光宏会長らは23日、宮古新報社を訪れ、協会の活動周知への協力を新城竜太社長に依頼した。2023年で50周年を迎える同協会はコロナ禍の2年間コンクールなどの活動を大幅に縮小しており、天久会長は「50周年をチャンスとして活動を元の状態に戻したい」と会の活性化に意欲を見せた。

 同協会は豊見城市に本拠を置き、宮古民謡・舞踊などの保存と普及発展のための活動を行う。例年は民謡コンクールや芸能祭を主催するが、20年度はイベントを開催できず21年度は2度の延長を経てコンクールのみ実施できたという。

 一方、若い世代が活動する受け皿が無く 天久会長は「コンクールと芸能祭が協会の柱。コロナで思うように実現できなかったので、今年は何とか工夫して両方を催行したい」と展望を話し、「素晴らしい才能を持つ子どもが多いが、高校卒業後も活動できる受け皿を作らなければいけない」と述べた。

 また同協会の村上直事務局長は「コロナでモチベーションを失ってしまった演者も多い。節目の年に向け、宮古の芸術を再び活性化する」と抱負を述べた。

関連記事一覧