10人の生徒らは40日あまりの遠洋航海に旅立った
=平良港第2ふ頭
40日間の航海実習へ出発 宮古総実海洋科学科
県立宮古総合実業高校(大山正吾校長)の海洋科学科3年生10人が14日、県実習船「海邦丸」に乗り込み5月25日までの約40日にわたる遠洋航海実習に出発した。乗組員としての能力・態度を学ぶ。同日午後、平良港第2ふ頭で出発式があり、生徒代表が「帰島した時にたくましい姿を見せたい」と意気込んだ。
実習には海洋技術類型6人、機関技術類型4人が参加。代表の下地開さんは「40日の実習で多くの技術を学べると思う。ただ乗船して過ごすのではなく、船を学びの場と捉え船長や先輩方の指導で頑張る」と抱負を述べた。
同校によると、航海で将来の船長、航海士、機関士などを目指す生徒が、▽遠洋海域の航行実習▽船橋での見張りと船位確認、計器類取り扱い▽マグロ漁労作業の知識と技術習得▽発電機の操作―などを学ぶという。
大山校長は「長期の実習となるので、さらなる技術の習得を目指してほしい。3年生は進路を真剣に考える時期。この経験を生かした進路を考えて」と激励した。