平良西里の不発弾 3月20日に処理作業

今月4日に平良字西里の住宅解体現場で発見された不発弾の安全処理に向け、宮古島市や自衛隊など関係機関による事前対策協議会が16日、市役所庁議室で行われ、処理を3月20日(予備日21日)に実施することなどを確認した。処理作業は発見現場の半径200㍍を避難区域として行われ、対象となる住民や事業所などに理解と協力を呼び掛けている。

 現場は民家や事業所、飲食店などが密集する市街地で、米国製の300ポンド投下爆雷1発が発見された。陸上自衛隊第101不発弾処理隊によると通常の艦砲弾などとは違い、水中で使用する爆雷を地上に投下したもので特殊な処理作業になるという。
 処理当日は市役所に現地対策本部が設置され、午後1時から住民の避難誘導と広報を開始し、午後1時50分から交通・立入規制が始まる。自衛隊による安全化処理作業は午後2時~5時ころ(処理終了まで)を予定している。避難半径は200㍍、避難対象は約400世帯700人。避難場所は市役所1階ロビー。避難高度は処理地点から上空686㍍。また処理作業中はバスの運行経路を一部変更する可能性がある。
 市防災危機管理課は処理作業の安全、速やかな実施のため避難対象区域内の住民や事業所などに午後1時45分までに避難するよう求めている。避難の際は火の始末や戸締りを忘れず、ガスの元栓も必ず閉め、市役所に避難する場合は事前に検温など健康状態を確認し、マスクを着用して訪れるよう呼び掛けている。

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