宮古島市 人口7年連続自然減
宮古島市では2014年から20年まで7年連続で死亡数が出生数を上回り、人口が自然減していることが分かった。移住者などの社会増により、総人口は減少傾向から横ばいに転じている。また、20年の生涯未婚率(50歳時の未婚率)は男性23.8%、女性13.2%だった。男女ともに増加傾向にある。
市が現在策定中の第4次男女共同参画基本計画案の中で、宮古島市の現状として発表した。15歳未満は15年の9550人から21年の8460人と16年で約1100人減っているのに対し、65歳以上の高齢者は同期間で1万2224人から1万5053人へと約2800人増加。長期的に少子高齢化が進行している。
多良間村を含む宮古保健所管内の合計特殊出生率は15年が2.57と全国(1.45)や沖縄(1.96)よりも高い。人口置換水準(人口の自然増減が起きない値)を上回っているが、自然減が続いている。
女性の生涯未婚率は1985年の2%から緩やかに上昇を続け、20年の13.2%が最高値。男性は85年の6.3%から大幅に増加。15年の25.7%がピークで20年は若干減少したものの、約4分の1という極めて高い割合になっている。