普通旋盤と機械保全の技能検定試験に合格した生徒ら
=宮古工業高校
宮古工業高校11人が技能検定合格
宮古工業高校(知念俊一郎校長)は16日、技能検定3級に2・3年生11人の生徒が金属加工の「普通旋盤」と装置メンテナンスの「機械系保全」の試験に合格し、「技能士」の称号を獲得したと報告した。
技能検定は厚生労働省の国家検定制度。旋盤では2つの金属部品を規定通りに加工する技術が求められ、機械保全は工場で使われる工作機械などの日常点検や修理などの技術を習得するという。
旋盤に合格した下地渚さん(3年)は「練習で上手くいっていたので試験は自信があった。将来はものづくりの仕事に資格を生かしたい」と述べた。
機械保全の蔵根涼羽さん(2年)は「工具の名前など覚えることが多くて大変だったが、初めて知ることが多く楽しかった。次は自動車整備士3級を目指したい」と意欲を見せた。
旋盤を担当した生盛昌栄教諭は「昨年度から検定に積極的に取り組んでいる。生徒にはいろいろな資格を取って、選択肢を広げてほしい」と語った。
合格した生徒は次の通り。(敬称略)
【機械加工・普通旋盤】譜久村輝一(21年8月授与)、前里歩輝、前原侑生(以上2年)、下地渚、仲間翔、宮里隆吾(以上3年)
【機械保全・機械系保全】蔵根涼羽、高里海琉、前里奏心、吉澤幸汰(以上2年)、下地恵太(3年)