質問を行う下地県議
=28日、県議会議場
下地島空港で県 アクセス道路を整備
【那覇支局】県議会(赤嶺昇議長)2月定例会は28日、一般質問が始まり、宮古島市区選出の下地康教議員(自民)が質問を行った。
島袋善明土木建築部長は、下地島空港利活用事業の「宇宙港事業」について「県は支援として2022年度にアクセス道路の整備を行う」と答弁した。また、1月14日まで募集を行っていた第3期の利活用事業の事業者募集に7件の応募があったことを明らかにした。応募企業の詳細は明らかにできないとしながらも、航空、観光や通信業の企業などから応募があったと答弁した。その上で、島袋部長は「県は実現可能性を学識経験者や市が参加する検討委員会の意見を踏まえ、3月末までに事業者を選定し、22年度から基本合意などの条件協議を行う」と述べた。
崎原盛光農林水産部長は宮古島漁港内の養殖クルマエビが急性ウイルス血症(PAV)で死滅したことについて「宮古漁業組合は来期の休止を決定している。県は病気の汚染状況を把握するため、ウイルス量調査を実施し、感染経路の測定を目的に浮遊生物調査を行う。また、防疫体制の強化のため、飼育池の漏水対策に係る費用を市は22年度予算に計上すると聞いている」と答弁した。