一般質問を行う國仲県議
=3日、県議会議場
県議会 出荷コスト軽減に理解
【那覇支局】県議会(赤嶺昇議長)2月定例会は3日、一般質問最終日に宮古島市区選出の國仲昌二議員(立憲おきなわ)が質問を行った。
崎原盛光農林水産部長は「新たな農林水産物流通条件不利性解消事業について国との協議を踏まえ、集配送料を除いた県外出荷に対する鹿児島県との輸送費の差額を見直すと共に、近年の出荷状況を反映した予算措置になっている。前年度より6億円減額したが、対象品目の拡大によるスケールメリットの実現による適切な事業執行が図られると考えている」と答弁した。その上で「国との調整で宮古や八重山などの離島地域から沖縄本島への出荷コストの負担軽減に一定の理解をいただいている」と答えた。
國仲県議が離島住民等交通コスト負担軽減事業の「離島割」事業について「宮古島市民が石垣島に行く時は直行ではなく那覇経由の方が安くなっている。県の補助負担も増えるので問題だと思う」と指摘したことについて宮城力企画部長は「別途、指摘をいただいているので、対応を検討している」と答弁した。
島袋善明土木建築部長は多良間村の前泊港の環境美化を問われ「前泊地区は県が多良間村に権限委譲し、多良間村が管理している。県としては雑木対策を含む港湾の環境整備については多良間村と意見交換を行いながら、対応を検討したい」と答えた。