対面開催充実の一年 宮古が県・九州所管 YEG会員大会
沖縄県商工会議所青年部連合会(YEG、新里政作会長)は23日、市内のホテルで第3回会員大会を開催した。2022年度は県・九州ブロックの事業を宮古YEGが所管し、32年ぶりの九州ブロック宮古島大会などを開催。新里会長は「コロナ禍にあっても、対面開催が充実した1年だった」と振り返った。大会では来年度に県を所管する浦添YEGに県連旗を伝達。宮古出身の友利新医師を招き講演会を開いたほか、懇親会で会員同士の交流を深めた。
県内には宮古島市・那覇市・沖縄市・浦添市に4つの商工会議所がある。連合会の事業を4YEGが1年ずつ持ち回りで所管しており、会長を宮古の新里氏が務めた。九州8県で持ちまわっている所管も重なり、九州ブロックの会長は仲宗根清二氏が務めた。
昨年10月、「ハートオブゴールド~アララガマ魂で結ぶワイドー九州~」をテーマに、九州ブロック大会宮古島大会を開催。コロナ禍でオンライン形式が続いていたが、3年ぶりに対面形式での開催を実現。九州各地から2千人を超える経済人が宮古を訪れた。
県YEGの新里会長は「コロナ禍に加えロシアのウクライナ侵攻による円安・物価高など、大変厳しい状況が続いている。その中でも我々は、YEGを通して行政などとしっかり相談し、我々の事業を守っていける。皆で手を取りあい、苦しい状況に立ち向かっていこう」と話した。
会長として臨んだ一年について新里氏は「絶対にチャレンジして、各事業を皆で顔を合わせて実施しようと取り組んだ。大勢の皆さんの協力で、本当に多くの事業を対面開催できたことに感謝したい」と語った。
九州ブロックの仲宗根会長は「県連の心は一つだが、きょうの会員大会を起点に、さらに素晴らしい県連に成長していくことを心から祈念する」と述べた。
宮古島商工会議所の根路銘康文会頭があいさつしたほか、玉城デニー知事や座喜味一幸市長など、多くの来賓が祝辞を寄せた。