22年産初収穫のビデンス・ピローサを洗浄する職員 =城辺西里添、うるばな宮古

うるばな宮古 22年産ビデンス初収穫

宮古方言でムツウサと呼ばれるビデンス・ピローサ(和名・タチアワユキセンダングサ)を使った健康食品の販売を手掛けるうるばな宮古(吉田八束代表)は22日、2022年産の初収穫と加工を行った。同日市役所に座喜味一幸市長を訪ね、2種類の機能性表示食品を3月に新発売することも報告した。

 同社は手作業の有機栽培にこだわり、環境にやさしく安心安全な製品づくりに取り組んでいる。22年の栽培面積は約2.6㌶。契約農家とともに栽培方法の改良を進め、生産性を向上させることができたという。21年は10㌃当り約35万円の買い取り金を支払った。
 機能性表示食品とは、事業者の責任で食品の安全性と機能性に関する科学的根拠を消費者庁に届け出るもの。同社の新製品では「花粉、ハウスダスト、ほこりによる目や鼻の不快感を軽減する」と具体的な表記が可能になったことが特徴。新たに「ハービデンス」と命名し、錠剤と飲料の2種類を発売する。
 吉田代表は宮古への化粧品工場誘致などを構想しているという。「本土との賃金格差をなくし、宮古の発展に貢献して行くのが会社の理念」と語った。

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