ハーベスター 収穫袋の盗難相次ぐ
市内でハーベスターの収穫袋の盗難と見られる被害が相次いでいる。宮古地区ハーベスター運営協議会によると先月までに平良と上野で2件、下地で1件の計5件が確認されており、サトウキビを積み込んだ後にほ場に置かれた収穫袋の早期回収など管理を徹底するよう注意喚起している。
あるオペレーターは先月下旬、積み込み後に回収した収穫袋が10枚足りないことに気付いた。長雨のためハーベスターの稼働停止が続いたため、ふだんより収穫袋をほ場に置いておく期間も長かったという。「間違えて持っていったのか、盗難かもしれないが困っている。今はすぐに回収するようにしている」と話している。
収穫袋(1枚5万5千円)の損失も痛いが、それ以上に10枚も失ったことの影響の方が大きいという。収穫には1日当たり平均40枚を使うが「10枚減ると仕事の能率が落ちる。収穫袋が足りなければハーベスターも動けなくなり、その日の仕事が終わる。農家に迷惑を掛けてしまう」と嘆く。悪天候で稼働停止が続いていただけに作業の遅れを懸念している。
同協議会では会員に文書で「盗難が毎年のように報告されている。収穫袋の管理を徹底してほしい」と注意喚起している。