県知事賞の賞状を持つ上里本部長(左)と介護甲子園優秀賞の賞状を持つチャイルドサポートみやこ責任者の砂川梨恵さん
=みやくるる
ビザライが県知事賞 福祉のまちづくり賞で
ビザライ(勝連聖史代表)が運営する平良字東仲宗根の「みやくるる」がこのほど、2021年度県福祉のまちづくり賞バリアフリーの施設設備部門で県知事賞に選ばれた。同じ建物内で障がい児と健常児が一緒に過ごせる空間づくりなどが評価された。また日本介護協会から介護甲子園優秀賞でも表彰された。
「みやくるる」には児童発達支援・放課後等デイサービスのチャイルドサポートみやこ、企業主導型保育園のうららか保育園、訪問看護ステーションうららかなどが入っており、福祉、保育、医療を備えた多機能型施設として運営。
同賞は高齢者や障がい者の社会参加を促進し、他の模範となる取り組みを行っている個人や企業・団体を表彰している。今回は障がい者サービスに幅広く取り組み、同一建物内で障がい児と健常児が過ごせる空間づくりは全国的にもめずらしく、子どもの無限の可能性を引き出すことができる事業所と評価された。
同社の上里寿樹本部長は「障がいのある子、ない子が伸び伸びと楽しく関わり合っていける施設を建てた。その思いが評価されたことがありがたく、うれしく思う。今後も利用者と連携、協力して地域に根付いた場所にしていきたい」と受賞の感想を述べた。
介護甲子園は質の高いサービスや斬新な取り組みをしている介護事業所にスポットライトを当て、それを伝えることで介護業界全体の活性化を目的に開催。全国にいる運営委員や介護関連団体の推薦により各都道府県で選出される。