航空自衛隊宮古島分屯基地50周年記念のブルーインパルス展示飛行で宮古空港使用反対の抗議を行った
=11日、宮古空港フェンス外側
軍事拡大懸念を訴える 空自展示飛行宮古空港利用反対で集会
航空自衛隊宮古島分屯基地50周年記念行事に合わせ「ブルーインパルス飛行NO!下地島・宮古空港軍事利用に反対する実行委員会」は11日、宮古空港のフェンス外側で、同空港の軍事利用に反対する集会を行った。市内や沖縄本島、全国から各団体や個人約80人が集まり、先島諸島での軍事拡大につながる懸念があるとして訴えた。
集会では同実行委員会のミサイル基地いらない宮古島住民連絡会や宮古島平和ネットワークのほか、各団体が演説した。「自衛隊が民間空港を勝手に使用することは、先島諸島の島々の空港や港で、日米一体による軍事化を進める」など呼び掛けた。
また11月に行われた与那国島での日米合同演習や陸上自衛隊保良訓練場へのミサイル搬入などに関しても触れ「軍事拡大は台湾有事の緊張を高める」と防衛省を非難した。
集会に訪れた男性は「自衛隊は警察予備隊として始まり、それがいつの間にか軍隊に変わっていた。今回のブルーインパルスの展示飛行も記念イベントとして子どもたちに夢を与えるようだが、軍事基地拡大につながるのではないかと危惧している」と述べた。
同委員会は同日午後、市役所発着で抗議のための行進を行った。