(左から)國頭さん、下地さん、中原代表、金城さん=MIYAKOJIMA1_2PARKSHOP、平良下里
宮古総実高の生徒ら、セーブ・ザ・アニマルズに寄付
総合実業高校生活福祉課の3年生4人は8~10日の3日間、犬猫保護や避妊去勢を行う慈善団体セーブ・ザ・アニマルズ(中原絵里奈代表)への募金活動を校内で行った。集まった金額は3万5257円。4人のうち3人が10日、団体運営の犬猫グッズショップ「MIYAKOJIMA 1_2PARK SHOP」を訪れ中原代表に活動を報告、寄付金を手渡した。
活動したのは、國頭凛さん、下地彩寿成さん、金城結音さん、下地来夢さんの4人。2020年11月の校内職業講話での中原代表の話に感化され、相談し合い自主的に活動したという。
▽過去10年間、毎年平均300頭の犬・猫が殺処分されてきたなか、団体の地道な活動により19年に初めて犬の処分がゼロになったこと▽活動参加者が全員島外出身であること―の2点への衝撃がきっかけ。
國頭さん、下地彩寿成さん、金城さんの3人は「地元の大人が関われば、もっと前に進む。自分がまず行動することで、関心を呼びたかった。いつかシェルター(保護施設)がなくなる日が来てほしい」と話した。金額には「想像以上だった。皆が関心を示してくれてうれしい」と笑顔。
中原代表は「子どもたちがこうして大人に影響を与えていくことは大きな力になる。後輩に繋げていってほしい」と述べ感謝した。