伊良部の観光施設、民間貸付へ 市が公募、地域活性化の呼び水に
宮古島市は伊良部地区にある「旧民宿キャンプ村」および「旧体験滞在交流施設」の貸付に係る公募を行っている。両施設はこれまで指定管理制度により運用されてきたが、周辺での民間観光サービスの充実を受け、行政目的の役割を終えたとして「普通財産」へ移行。市は民間ならではの創意工夫ある提案を募ることで、施設を地域活性化の拠点へと発展させる狙いだ。観光関連産業を軸とした多様な事業プランの提示が期待されている。公募要項の配布は3月4日まで。
貸付対象となるのは、伊良部地区に位置する「旧民宿キャンプ村」(伊良部字国仲)と「旧体験滞在交流施設」(伊良部字長浜)の2施設。公募の目的について市は、民間主導の運営に切り替えることで、多様化する観光ニーズへの対応と質の高いサービスの提供、さらには地域経済の底上げを図るとしている。
公募の条件として、指定用途は地域の意見を踏まえた観光関連産業(商品開発・販売、レジャー、スポーツ等)を基本とする。貸付期間は契約締結日から2029年3月31日までの約3年間とし、運営状況が適正であれば優先的に更新を行う方針とのこと。
旧民宿キャンプ村は敷地面積約1万1657平方メートルで、旧管理棟やコテージ7棟、キャンプ場を有している。

旧体験滞在交流施設は敷地面積約2万3903平方メートルと広大で、旧果樹園管理棟のほか、約2万平方メートルを超える畑地やハウス棟、旧貝殻加工施設などが含まれる。

最低貸付価格(月額)は、旧民宿キャンプ村が31万6500円、旧体験滞在交流施設が22万870円に設定されている。
応募にあたっては、創意工夫ある企画や効率的な運営、地元関係団体との連携などが審査の重要な指針となる。
3月4日午後5時15分を提出期限として、事業参加を呼び掛けている。なお、施設の内覧を希望する際は、市観光商工課との事前調整が必要となる。
問い合わせは同課(73・2690)まで。


