衆院選4区、マイク置き審判待つ 4候補が打ち上げ式 「最後の一票」へ気勢

 【那覇支局】第51回衆議院議員総選挙は7日、12日間の選挙戦最終日を迎えた。沖縄4区(石垣市、糸満市、豊見城市、宮古島市、南城市、与那原町、南風原町、八重瀬町、多良間村、竹富町、与那国町)に立候補した4候補は、県内各所で打ち上げ式を行い、最期の一票までを有権者に訴えた。各陣営とも支持者らを前に、物価高に苦しむ離島経済の立て直しや安全保障のあり方、政治改革を巡る決意を強調。マイクを置いて有権者の審判を待つ形となった。投開票はきょう8日。
 今回の選挙戦は、石垣市出身の砥板氏、竹富町出身の崎枝氏と、先島に縁の深い新人が現職に挑む構図となった。宮古島市内でも有権者の最大の関心事は「生活」と「平和」。離島の不利性を克服し、混迷する安保情勢の中で島の平穏を誰が担保するのかが投票箱に託される。
■崎枝 裕次 氏(国民新)
 「手取り増、離島教育に光」  崎枝氏は豊見城市役所前でマイクを置いた。竹富町議としての経験を強調し、「現場の声が国に届いていない。離島の子どもたちが安心して学べる環境を」と力説。輸送コスト増による物価高への対策として、現役世代の手取りを増やす必要性を訴え、最後は「ガンバロー三唱」で締めくくった。

■西銘 恒三郎 氏(自民前)
 「実績と安定、平和守る」  8選を目指す西銘氏は南風原町兼城交差点で支持者に感謝を述べた。約100団体の推薦を背景に「恒久平和を守り、所得向上に向け最後まで全力で駆け抜ける」と決意を表明。各市町村長からも道路網整備などの実績が高く評価され、政権与党による安定した離島振興の継続を強く訴えた。

■砥板 芳行 氏(中道新)
 「先島を見捨てない政治」  砥板氏は南風原町のバイパス前で式を行った。「離島が抱える課題は国の振興計画に位置づけるべきだ」と主張。応援の地方議員らも、先島の痛みを分かち合う政治の重要性を強調した。中道の立場から「一人一人が幸せを実感できる経済成長」を掲げ、政治とカネの問題への決別を誓った。

■山川 仁 氏(れいわ前)
 「消費税廃止で暮らし底上げ」  山川氏は津嘉山ユニオン前で最終演説。自民党政治を「30年間社会を壊し続けた」と厳しく批判し、消費税廃止による生活再建を公約の柱に据えた。過重な基地負担や南西シフトの動きに触れ、「日本政府に頼らない覚悟で県民を守る」と、独自路線の政治実現に向け気勢を上げた。

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