砥板芳行氏:中道改革の「受け皿」としての決意

 中道改革連合の砥板芳行さんは27日、南風原町兼城交差点で第一声を上げ、離島振興や第一次産業支援、移動格差の是正などを柱に政策を訴えた。石垣市議として4期15年務めた経験を踏まえ、沖縄の課題は国政の場で解決すべきだと強調。軍事力強化一辺倒ではなく、外交重視による平和構築と生活者ファーストの政治を掲げ、有権者に支持を呼びかけた。
 第一声は午前中、交通量の多い南風原町兼城交差点で行われた。砥板さんは、これまで石垣市議会議員として4期15年にわたり住民に近い立場で政治に携わってきたと述べ、「沖縄、そして離島の課題には国の制度や仕組みに大きな壁がある。国政のテーマとして真正面から取り組む必要がある」と立候補の理由を語った。
 政策の中心として、沖縄4区が県内有数の第一次産業の集積地である点を指摘。沖縄県全体の耕作面積の約6割を占める地域であり、農業や漁業で生産された産物を市場に届けるまでに高い物流コストがかかっている現状を課題に挙げた。
 さらに「物流コスト対策を講じてこそ、恵まれた資源を生かした地域振興につながる」と述べ、国の支援強化を訴えた。
 観光政策では、沖縄の観光客数が1075万人を超えたとの報道に触れつつ、交通インフラ整備の遅れを問題視。那覇市周辺のベッドタウン化による人口増加や慢性的な渋滞が生産性を下げているとし、国と連携した沖縄振興策の再構築が必要だとした。
 また、宮古島や八重山地域で生じている移動格差についても言及し、「移動の格差が子どもたちの将来に影響を与えるとの調査結果もある。解消は沖縄全体の重要課題だ」と強調した。
 安全保障を巡っては、台湾有事を念頭に先島地域で軍事化が進んでいる現状に懸念を示し、「軍事力の強化だけが平和につながるわけではない。相互理解と外交こそが平和を築く」と述べた。近隣諸国との交流を深める国際観光や外交の重要性を訴え、「生活者ファーストの政治で、沖縄と先島の平和と暮らしを守り抜く」と締めくくり、午後には石垣市へ入った。

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