年末年始“空の足”概ね堅調 航空各社で予約率8割前後

 宮古空港と下地島空港を発着する主な航空各社は22日、2025年度の年末年始期間(いずれも12月26日~1月5日)の予約状況を発表した。それによるといずれの航空会社も沖縄方面を中心に依然として高い予約率を示しており、両空港関連路線もおおむね8割前後で推移。下り、上りともに混雑が見込まれ、旅客が集中する忙しない年末年始となりそうだ。
【日本航空(JAL)日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアコミューター(RAC)】JALグループの発表によると沖縄関連路線は提供座席数が前年比1・0%増の25万8029席、予約数が同0・2%増の21万11667人で予約率は82・0%となった。県内線(JTA・RAC)の提供座席数は前年比0・1%減の7万1800席、予約数が同2・0%増の4万6525人で予約率は64・8%。県外線(JAL・JTA)は提供座席数が同1・4%増の18万6229席、予約数が同0・3%減の16万5142人で予約率は89・7%となっている。
 JALの提供座席数は同2・7%増の12万3529席、予約数が同1・9増の11万1356人で予約率は90・1%。下りのピークは28日(予約率96・8%)、上りのピークは1月2日(同98・0%)の見通しとなっている。
 JTAの提供座席数は前年比0・6%減の11万5500席、予約数が1・6%減の8万9380人で予約率は77・4%。下りのピークは12月30日(88・9%)、上りのピークは1月2日(同84・0%)もしくは3日(同83・9%)の見通し。発表時現在で一部の便を除き余裕があるとのこと。また、期間中は中部―那覇線と福岡―那覇線でそれぞれ20便の臨時便計40便運航を予定している。
 RACの提供座席数は前年比0・5%減の1万9千席、予約数が同1・7%減の1万931人で予約率は57・5%。下りのピークは1月4日(同71・4%)、上りのピークは12月26日(同81・3%)の見通しとなっている。
【ANA(全日本空輸)】ANAによると国内線で沖縄方面路線の提供座席数は前年比3・8%減の31万932席、予約数が0・4%減の27万3064人で予約率は87・8%。
 全路線(北海道、東北、関西、中国・四国、九州、沖縄、その他)合計の提供座席数は前年比2・2%減の173万4632席、予約数は同1・2%増の146万9008人で予約率は84・7%。期間中の下りピークは12月27日(同94・4%)、上り便のピークは1月3~4日のいずれも予約率95・3%となっている。
【SKY(スカイマーク)】SKYの発表によると全体の提供座席数は前年比2・9%増の28万722席、予約数は同3・5%増の22万7760人で予約率は同3・5%増の81・1%。期間中のピークは下り便が12月27日(同91・2%)、上り便が1月3日(同91・5%)となっている。
 そのうち、沖縄地区の予約状況については那覇発着の提供座席数が前年比5・6%増の6万7260席、予約数が同7・0%増の5万5260人で予約率は82・2%。宮古(下地島)発着の提供座席数は前年比同の1万4160席、予約数は同7・1%減の1万1012人で予約率は77・8%となっている。

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