市長給料減額、賛成多数で可決 補助金返還の責任取る 市議会12月定例会閉会
宮古島市議会(平良和彦議長)12月定例会は17日、閉会した。最終日は市(嘉数登市長)が提案した追加を含めた33件の採決があり、一般会計補正予算などを可決した。し尿等処理施設整備で不適切な事務処理による補助金返還を招いたとして嘉数市長の給料を減額する給料等の特例に関する条例の一部改正の議案は賛成多数で可決された。都市公園条例の一部改正は継続審議。議長が指名推薦した選挙管理委員4人、補充員4人は当選した。
嘉数市長の給料減額提案の条例の一部改正の議案についての討論では賛成、反対の意見があった。
下地信広氏は、賛成の立場で「不適正な事務処理で補助金返還する事態は遺憾であり、行政は深く反省すべき点である。しかしながら市長は最終的な指導監督者としての責任を明確に再発防止に全力を挙げるとの姿勢を示していく説明があった。給料減額は市民に対する正義の表れだと受け止めている」と述べた。
下地信男氏も「職員の不祥事に市長自ら責任を取って引き続きメッセージを送っていく姿勢は評価できる。職員には市長の覚悟を自分の事と捉えて真剣に業務に励んでいただきたい」と賛成した。
反対の立場の國仲昌二氏は「一般質問で監督責任や管理事業所、検査職員の職務は適切だったか、決裁者の責任はどうなるのかなどを質したがつまびらかにすることはできなかった。約445万円の補助金返還でも市長が職員の故意または重大過失によるものではないと答弁するなど今後の補助事業のあり方に懸念をぬぐえない。現時点減給が適切なのか判断できない」と述べた。
山下誠氏も反対の立場で「(給料減額で)対応すべきでない。(以前に)3000万円の請求漏れでも減額しており、こういう事で対応してはいけない」と強調した。
このあと挙手による採決が行われ、賛成多数で原案通り可決された。
提出議案は一般会計補正予算、国民健康保険事業特別会計補正予算、行政組織条例の一部改正、地域密着型介護事業所設置及び管理に関する条例の一部改正、伊良部児童館指定管理者の指定、宮古島海中公園指定管理者の指定、パイナガマ海空すこやか公園指定管理者の指定などが原案通り可決した。
当選した選挙管理委員、補充員は次の通り。
選挙管理委員=下地勇徳、狩俣明、伊良皆俊秀、西里正也▽補充員=亀浜正博、亀川隆、砂川優太、荷川取勝広(敬称略)


