景観・農・道路行政の現状迫る 市議会一般質問・狩俣勝成氏

 質問に立った狩俣勝成氏は市政課題を質した。景観計画の見直しや公共施設整備、農畜産業の振興、環境衛生など市民生活に密接する事項について、市の対応と今後の方向性をただした。上野地区資源リサイクルセンターで発生している牛ふん回収の遅延については、ダンプ1台の老朽化による故障が原因で、現在は2台で稼働しているため依頼から2カ月待ち。新車両の発注は来年1月に行い、2027年4月ごろに納入と説明した。
 市景観計画の在り方を取り上げ、景観まちづくり意見交換会で寄せられた市民の声を踏まえた見解を求めた。特に景観審議会がホテル建設計画を不承認とした理由について確認した。
 市は緑化や景観調和などの条件を満たしていないと説明し、事業者へ設計変更を促す勧告書を発出したと報告した。今後、事業者から意見陳述があれば再度審議会で審議するとした。さらに市は、市民の約8割が景観維持を支持した今年度調査の結果を踏まえ、特定エリアでの高さ制限緩和も含め、条例・計画の見直しに取り組む姿勢を示した。
 公共施設整備では、現在実施設計を進める新総合体育館について、各種プロリーグおよび国体基準対応のコート規格や1400ルクスとした照明、天井高など整備基準を確認。
 狩俣氏は肉用牛の生産頭数が減少している現状を踏まえ、増頭支援を質問。市は「優良雌牛導入支援を継続し、県や畜産振興センターと連携して増頭策を検討する」と応じた。
 道路行政では、市道B―59号線の拡幅整備が31年度以降にずれ込む見通しである点を指摘し、用地買収やカーブ修正への影響から早期整備を要望。市は「事業採択前の用地取得は考えておらず、早期採択に向けて県へ引き続き要請する」とした。
 そのほか、ごみ収集運転業務の負担軽減に向けた収集回数の見直し、九州市長会・全国市長会で国への重点提言として採択された南西諸島地震津波観測網の整備についてもただした。

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