「ちゃーがんじゅう体操」を楽しむ敬老者ら =マティダ市民劇場

「笑顔で幸多い日々を」 市主催平良地区敬老会 7030人の長寿祝う

 2025年度の「宮古島市平良地区敬老会」が12日、マティダ市民劇場で行われた。嘉数登市長や平良敏夫議長らが今年度に70歳を迎えた新敬老者615人を含む7030人の長寿を祝った。嘉数市長は「これからも健康に留意し、笑顔で幸多い日々を過ごしてほしい」と述べた。会場には多くの敬老者らが参加し、後輩らの祝福に笑顔を見せ、市老人クラブ連合会平良支部の「ちゃーがんじゅう体操」を一緒に行い、舞台でのアトラクション部の保育園児らの踊りも楽しんだ。
 平良地区敬老会は前日の城辺、上野、下地の3地区に続いて開催された。
 式典の部で嘉数市長が「長寿を重ねられた皆さんとお目にかかり、穏やかな笑顔に接することができることは大変うれしい。長年にわたり地域社会や市の発展のために尽力された皆さんの功績と貢献に対し、改めて深甚なる敬意を表するとともに心から感謝を申し上げる」と述べた。
 また「今日の宮古島市の礎は皆さん一人ひとりの歩みによって築かれた。市としても住み慣れた地域でいつまでも元気で安心して暮らしていただけるよう職員一丸となって精神誠意取り組んでいきたい」とも語った。
 平良議長、県議会の下地康教議員、新里匠議員が来賓祝辞で平良地区敬老者の長寿を祝福し、今後も健康に留意し生活することを願った。
 新敬老者を代表してあいさつした奥原一秀さんは「70歳の人生を振り返ると喜びも悩みもあったが、それらは全てここまで生きてこられる大切な糧となった。ここに集う皆さんもそれぞれの人生で色々な経験を重ね、大切な思い出を紡いで来られたと推察する。家族をはじめ地域社会の皆さんの温かい支えで今日、この日を迎えた。厚意と心遣いに感謝し、これからも感謝の気持ちを忘れることなく元気で楽しく過ごしていきたい」と述べた。
 休憩をはさみ「地域のお宝」(動画)では、地域で元気に頑張る敬老者らが紹介された。アトラクションでは東保育所の園児らが「ボケダンス、童のクイチャー」、長寿大学西原校が「ましゅんく節」、出雲琉松咲教室が日舞「橋」、長寿大学平良本校が「池間みやらび」などを披露した。

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