スピーチ根間さん最優秀　３部門で表現力競う　中学校英語コンテスト

　第４回宮古地区中学校英語パフォーマンスコンテスト（宮古地区中学校英語教育研究会主催）が21日、市未来創造センターで行われた。生徒たちがスピーチ・スキット・プレゼンテーションの３部門で学んできた英語力の成果を競った。審査の結果、スピーチの部は根間萌瑛さん（下地中３年）が最優秀賞に輝いた。団体で行われたスキットの部は城東中、プレゼンテーションの部は久松中がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。会場には保護者らが詰めかけ、生徒たちの豊かな表現力に拍手を送った。

　同コンテストは国際語である英語を用い、自分の考えや思いを相手にわかりやすく伝えることを通してコミュニケーション能力の基礎を培い、国際社会で豊かに生き、活躍する人材を育成することを目的に行われた。
　主催者の友利芳江会長は「皆さんがステージでパフォーマンスするには意味がある。英語を正確に話すことだけでなく自分の考えや思いをどうすれば相手に伝わるのかを工夫しながら表現する。それこそが本当のコミュニケーション能力の育成につながる。自らの思いを英語で表現し、他者と共存し合うことにより国際社会で活躍する力を育んでほしい」と期待を込めた。市教育委員会の前泊直子教育長職務代理が激励した。
　スピーチ部門の根間さんは「Ｂｅｌｉｅｖｉｎｇ　ｔｈｅ　Ｐｏｗｅｒ　ｏｆ　ＤｉＳｃｕｓｓｉｏｎ（対話の力を信じて）」の題名で発表した。
　最優秀賞に根間さんは「とてもうれしい。練習した結果が発揮できたと思うので１００点」と話し、県大会に向けては「イントネーションや伝える気持ちを修正し、（ハワイのホームスティで感じた）ディスカッションの力、信じる力を多くの人に届けるように頑張りたい」と意欲を見せた。
　優秀賞は「Ｔｈｅ　Ｆｕｔｕｒｅ　ｏｆ　Ｔｈｅ　Ａｂａｃｕｓ（そろばんの未来）」で漢那仁さん（伊良部島中３年）が受賞した。
　スキット部門は、城東中（下地杏梨さん、下地陽翔さん、謝敷優也さん、ダニエルズゆりあさん、根間力生さん、前田慎さん・３年）が「Ｔｈｅ　Ｈｅａｒｔ　ｏｆ　ｏｕｒ　Ｃｕｌｔｕｒｅ（文化の根源）」を披露して最優秀賞に選ばれた。
　優秀賞は「Ｕｒａｓｈｉｍａ　Ｔａｒｏｓ　ＭＩＳＳｉｏｎ（浦島太郎の使命）」で上野中（渡真利迦南さん、伊志嶺悠香さん、福永恒太さん、浦野甚さん、下地葉夏さん・３年）が受賞した。
　プレゼンテーション部門は久松中（佐和田美海さん、伊良部桐子さん、濱川仁衣菜さん、山野媛花さん、土方美稲さん・２年）が「ＷＥＬＯＶＥ　ＭＩＹＡＫ　ＧＲＡＳＳ　ＬＩＺＡＲＤ（私たちはミヤコカナヘビを愛している）」で発表し最優秀賞に選ばれた。
　優秀賞は平良中（前野結羽さん、砂川玲季さん、髙野友香さん、メイスンアレッシア桜子さん・１年）が「Ｌｉｖｉｎｇ　ｗｉｔｈ　ＡｎｉｍａｌＳ（動物たちと共に生きる）」で受賞した。
スピーチ部門の根間さん、漢那さん、スキット部門の城東中、上野中が県大会に出場する。