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島内ごみゼロ大作戦の出発式が行われた =市役所・市民広場

2918人参加の大作戦決行 美ら島へ市民と行政が団結 未来へ継ぐ「#ごみゼロ」 キレイにし隊

 県内で一斉に清掃活動が行われた30日、宮古島市全域でも一斉にごみ拾いを行う「2025年度島内ごみゼロ大作戦」が実行された。市(嘉数登市長)は全庁体制で同作戦に協力。市役所前で出発式を行い、職員らが市内各地で清掃活動に取り組んだ。事前登録者数は2918人と、昨年の1千158人から大きく増加し、市民の関心の高まりを示した。

嘉数市長(左)と梶原局長も清掃活動を行った=市役所近く


 同作戦は宮古の海をキレイにし隊(井上美香隊長)が企画したもので、官公庁や学校だけでなく多くの市民がボランティアで参加し、宮古島の自然を未来へつなげることの意義を示した。
 出発式には井上隊長、嘉数市長、環境衛生局の梶原健次局長のほか、市各課職員や宮古島警察署員が出席。島内一斉美化活動大作戦に向け一致団結した。
 10年前から海岸清掃に取り組んでいる井上隊長は、この日は午前6時から清掃活動に取り組んだそうで「行政に任せるだけでなく、美ぎ島に向けて未来や子どもたちに何が残せるのか、市民一人ひとりが意識してほしい」と呼びかけた。
 嘉数市長は「この取り組みを通じて、市民の方々がごみ問題に関心を持ち、環境保全へのモラルを更に高めていくことが大切」と語り「市政20周年にあたる今年度は、活動の周知や記念タオル作成などの取り組みも行っているため、ごみのない宮古島となるよう期待している。まちも心もきれいに」と意気込んだ。
 梶原局長は「ごみの正しい分別と回収が重要。多くの市民が清掃やポイ捨て防止の動きに参加してほしい」と述べ、作業方法や注意事項を説明した。
 出発式終了後、職員らは市役所周辺や市内各地で清掃活動を開始。嘉数市長も参加し、歩道沿いでごみ拾いを行っていた際に千円札を拾う場面もあり、周囲の参加者の間に和やかな雰囲気が広がった。
 市民らも自分のタイミングで、通勤・通学時や勤務後など、身近な場所、各地でそれぞれごみ拾いをし、一人ひとりが島内美化に関心を示す日となった。

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