ターゲットゲームを楽しむ参加者 =JTAドーム宮古島

参加者楽しみ交流 ニュースポーツに挑む 知的障がい者スポーツ大会

 2024年度「宮古地区知的障がい者スポーツ大会」(宮古地区手をつなぐ育成会など主催)が29日、JTAドーム宮古島で行われた。みやこ福祉会、ふれあいの里、地域活動支援センターあだんの施設から約250人が参加し、アキュラシーや輪投げ、ターゲットゲーム、紙ひこうきの競技を楽しむとともに交流を深めた。結果、美い舎(かいしゃ)が優勝した。大会では民生委員や婦人連合会員らのボランティアがスムーズな運営に協力した。
 同大会は「支えあい、助け合い、絆を深めよう宮古の仲間たち」のスローガンの下、知的障がい者スポーツの発展を図るとともに相互親睦・社会の理解と認識を高め、知的障がい者の自立と社会参加の促進に寄与することを目的に開催された。
 宮古地区手をつなぐ育成会の松川英世理事長が「みんな元気ですか」と呼び掛け、「対面でスポーツ大会が開催できることはうれしい。この大会は県の委託事業で知的障がい者の社会参加促進事業の一環として毎年開催されている。1996年にスタートし、今年で29年目を迎える。育成会にとっては大事な事業の一つ。今回も昨年同様のターゲットゲーム、アキュラシー、輪投げ、紙ひこうきの競技が行われる。役員を始めボランティアのみなさんがサポートするので安心して競技を楽しんほしい」と述べた。
 来賓の嘉数登市長(代読)、宮古島市社会福祉協議会の野原勝会長(代読)が激励した。
 参加者を代表して地域活動支援センターあだんの上園忠久さん、松本誠さんが「笑顔で和気あいあいと楽しむことを誓います」と宣誓。競技説明や紙ひこうきデモンストレーションもあり、参加者を引きつけた。
 16チームに分かれた参加者はアキュラシー、輪投げ、ターゲットゲーム(ボード・プレイシート)、紙ひこうきの4競技に挑んだ。
 ディスクコントールの正確さを競うアキュラシーは丸い枠をゴールとする競技。参加者は決められた位置からディスクを投げゴールの通過数を競った。上手に入れる参加者の一方、うまく投げられない参加者にはボランティアから「頑張れ」の声が掛けられた。
 紙ひこうきの競技は、サブタイトル「ニュースポーツに挑戦し紙ひこうきを飛ばそう」で注目を集めた。紙ひこうき協会宮古支部のメンバーらのアドバイスを受けながら挑んだ参加者は気持ち良さそうに飛ばしていた。
 結果は次の通り。
 優勝=美い舎▽準優勝=デイサービスセンターいけむらB▽3位=ビオラ

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