市が議員らに市議会臨時会に向けた議案説明を行った =市議会全員協議会室

10日に臨時会を開催 宮古島市議会 議員定数協議は持ち越しに

 宮古島市議会(平良敏夫議長)は7日、全員協議会を開き10日に開催される市議会第1回臨時会に上程される議案について市当局から説明を受けた。臨時会には6億4902万円余の一般会計補正を含む予算案7件、条例案4件、議決議案2件、報告1件の合計14議案が上程される。
 一般会計補正では、3億2千万円の価格高騰重点支援給付事業の執行に伴う予算として3億3194万円余が計上されたほか、沖縄県人事委員会による職員給与の改定勧告を受けて、一般会計と4つの特別会計に加え、2つの公営事業会計において人件費の増額補正を行なった。さらに職員給与改定との均衡を図る目的で市特別職と議員の期末手当給付額も改定される。
 議決議案では、指名競争入札により5億8763万円余で請負仮契約を締結した市総合体育館解体工事の議会承認を求めている。
 また、市特別職報酬等審議会(根路銘康文会長)の答申に基づく議員報酬の増額に伴う議員定数に関する協議が、全員協議会に先立って開催された議会運営委員会(狩俣政作委員長)において行われ、3月定例会までに委員会を招集して協議を行うことに決したと報告された。
 委員会では議員定数について、現状維持、1議席減、2議席減の3つの意見に分かれたことに対して、委員から継続協議を求める声が上がったと説明し、全員協議会でも委員会による継続協議が了承された。議員報酬と定数については市議会3月定例会で議決を行う。

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