島の文化・芸術の秋 市民総合文化祭一般の部 多彩な作品を表彰 「文化の光」目指し
第19回宮古島市民総合文化祭(主催=市、市教育委員会、市文化協会)一般の部展示部門は最終日の14日、市未来創造センターで表彰式が行われ、市教委の大城裕子教育長、市文化協会の饒平名和枝会長から盆栽部門10人、写真部門は計28人、文芸部門8人の計46人に賞状が贈られた。一般の部は美術や写真、盆栽、書道、俳句、短歌などの作品が展示され、多くの市民が鑑賞に訪れた。19、20両日には同センターで児童生徒の部の展示が行われる。
同日、同センターには最終日ということもあり、多くの市民が訪れ各部門それぞれ展示会場で作品を鑑賞し、来場者同士で打ち解ける場面もあった。
表彰式では大城教育長があいさつで「皆さんが日頃から各分野で研さんを積んで今回の受賞につながったと思う。今後も精進を重ねて技術を高め、ここから光が放たれて島中に広がり、宮古島が文化の光で満ちあふれるよう市教委としても文化活動を支援していきたい。『文化の光満つる島』を目指していきましょう」と述べた。
また、審査を行った玉容園の玉那覇俊一代表が盆栽部門を講評。写真部会長の平良務会長、文芸部会の上地恵美子会長も受賞作品についてそれぞれ講評した。
受賞者を代表して写真部門で市長賞の前田真由美さんが撮影した背景や苦労を語り、「多目的ホールで展示された素晴らしい写真もたくさんあり、改めて写真のおもしろを認識した。受賞できたことに満足せず今後も続けていきたい」と喜びと抱負を述べた。
市文化協会の饒平名会長は「どの分野でも力作ぞろいで深く感銘を受けた」と話し、「いろいろな秋があるが、同センターを訪れることで食欲以外の秋を堪能できたのではないか。来年20回目を迎えるということでさらに文化・芸術の発展を醸成し、皆さんが島の力を深め心豊かに日々を過ごせればと願う」と語った。
写真コンクール会員の部の市長賞は伊藤修敬さんが受賞した。盆栽部門、写真コンクール(一般・・アンダー18・アンダー15の部)、文芸部門は本紙にて既報。
児童生徒の部は美術、書道、文芸、工作と自由研究が展示されるほか、音楽祭が11月9日午前10時から午後2時にマティダ市民劇場、郷土のお話大会が同月24日午後2時から同センター多目的ホールで行われる予定となっているほか、一般の部では10月27日に城辺公民館でこどもシアター、11月3日に史跡めぐりを行う。12月22日午後3時から芸能祭、年明け1月18日午後3時半から芸術劇場がそれぞれマティダ市民劇場で行われる。