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「夢と挑戦」で語る(左から)前里さん、岡村さん、砂川さん =平良下里

「夢と挑戦」実現への一歩 楽しみ、出会いも強調 レオクラブ宮古島主催 若手プレイヤーが講演

 宮古島の未来を切り開くUターンプレイヤーによる次世代リーダー育成講演会(レオクラブ宮古島主催)が21日、浜元商店2階会議室で行われた。2部構成で第1部の「宮古島出身若手プレイヤーの夢と挑戦」では前里修彦さんを司会者とし、岡村憲朋さん(タカバヤシ代表)、砂川綾香さん(44―プロジェクト)が夢を実現するための挑戦への第一歩について語り、「興味があり、やりたいことをするのがいい。自分自身が楽しむことが大切」などと述べた。目標としていた大人が周囲に居たことも話し、成長には出会いも大事と強調した。会場では中高校生らが熱心に耳を傾けた。
 同講演会は、宮古島出身者の若手リーダーが自らの経験や挑戦、宮古島の未来に向けたビジョンを中高校生や若手社会人らに伝える機会として行われた。
 前里さんは、航空会社系ホテルなどで勤務したあと宮古島に戻り、クライアントの思考整理と言語化を得意とし商品開発や販路支援、島の課題解決に向けたプロジェクトに関わっている。
 岡村さんはホテル支配人のあと上京し、アプリ開発会社で営業しながらIT技術を習得して多彩なビジネスモデルの課題解決に携わった。その後宮古島の未来に貢献したいとの思いで帰郷し、子どもたちの居場所の減少など島が抱える社会問題に向き合っている。
 砂川さんはUターン後、地域のイベントやワークショップの企画・運営を行う。第3回冬まつり実行委員長を務め、現在は中小企業のデジタル化を支援するDX学校を設立した。
 宮古島で活躍する3人の講演は「先輩の話しを聞き、夢を持ち、それを実現するための第一歩を踏み出してほしい」との思いが込められている。
 前里さんは、中高校生らの興味を引くために大人の参加者に若い頃に就きたかった職業と現在の仕事を聞いた。ガス事業の男性は「お笑いが楽しかったので番組を制作するテレビデェレクターになりかった。実現しなかったが基本的には人を喜ばすことであり、気持ちは変わらない」と話した。
 岡村さんや砂川さんも会社を立ち上げる前の気持ちなどを語った。砂川さんは大学卒業後、アメリカへの留学経験から「その時に決めた生き方をしてもいいのではないか」と述べた。
 宮古島の魅力については「顔見知りが多いので、何かをしたい時は声がかけやすく動きやすい」などの一方、「居心地がいいので満足して成長できないこともある」とも述べた。
 第2部は藪光一さん(TCG代表)と高原文彦さん(タカラトミーキャラクタービジネス本部長)のライフスキルデザイン・トークセッション「君たちはビジネスをどうつくるか」が行われた。

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