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あいさつする座喜味市長 =市役所2階・大ホール

青少年の非行防止、地域で協力を 市長が呼び掛け「手本となる行動を」 県民一斉行動市民大会 深夜はいかい、飲酒防止など

 県が実施する「青少年の非行防止」県民一斉行動に併せ、宮古島市(座喜味一幸市長)は2024年度「青少年の深夜はいかい防止」「20歳未満者飲酒防止」の県民一斉行動宮古島市民大会(主催=市、市教育委員会)を17日、市役所で開催した。座喜味市長らは青少年の非行防止に向けて「大人一人ひとりが青少年の手本となる行動を」と強く呼びかけ、大会後には広報車で市内を巡回し周知に努めた。同行動期間は8月31日まで。
 県は毎年7月に国が実施する「青少年の非行・被害防止全国強調月間」に併せ、毎年7、8月を「夏の青少年育成県民運動」の期間と定めている。
 夏は青少年にとって、自主活動や体験活動および家族や友人とのふれあいなど、のびのびと創造的な活動のできる絶好の機会である反面、開放感から予期せぬ事件・事故に遭遇しやすい時期でもあることから、夏休み時期を中心とした青少年の非行防止、事件・事故被害防止に取り組んでいる。
 また、県下の少年非行、深夜(午後10時から午前4時)におけるはいかいや未成年飲酒の割合が全国に比べて高いことを背景に、「夜型社会」や「飲酒に対する意識」の改善を目指している。本年度のスローガンは「かえろうよ みんなの笑顔が 灯る家」。
 古島市でも同様に青少年の非行防止を図り、市民に広く協力を呼び掛ける目的で大会を開催した。
 大会には座喜味市長のほか大城裕子教育長、県宮古事務所の川上睦子所長、宮古島警察署の新垣健一郎署長、城東中2年の福里華蓮さん、市青少年育成市民会議の上地栄作会長が出席した。
 新垣署長は「子どもたちはいよいよ夏休みに入る。事故や事件に巻き込まれないよう地域の大人みんなで見守ってほしい」とあいさつした。
 そのほか、玉城デニー県知事のメッセージを川上所長が代読、福里さんが意見発表、上地会長が大会宣言を行い、青少年の非行防止を強く呼び掛けた。
 閉会後には午後5時から広報車による巡回を市内で実施し、さらに周知を強化した。

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