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ソウル便で到着した搭乗客ら =下地島空港・国際線到着等出口

下地島―仁川(韓国ソウル)線初就航 下地島空港 約4年ぶり国際線で大歓迎 初便に175人、搭乗率96%で到着

 ジンエアー社(韓国)の下地島空港と韓国・ソウルの仁川(インチョン)国際空港を結ぶ定期便が初就航した29日、下地島空港活性化協議会(座喜味一幸会長)は就航したことを祝して初便で到着した搭乗客に対して、三線の演奏や記念品を配布し、放水によるウォーター・サルートなどお出迎えイベントを盛大に開催した。初のソウルからの到着便には175人が搭乗(搭乗率約96%)し、また下地島発便には座喜味会長含む93人が搭乗しソウルへと向かった。

宮古(下地島)―ソウル(仁川)線就航を祝しての関係者記念撮影(下地島空港活性化協議会提供)


 午後0時40分に仁川国際空港を出発した同便は午後3時10分ごろに下地島空港に到着した。
 出迎えには同協議会の座喜味会長や県事務局、宮古島商工会議所、宮古島観光協会、下地島エアポートマネジメント(SAMCO)の関係者らが参加。ソウルからの搭乗客を温かく出迎えた。
 座喜味会長は「今回の定期便によりアジアを代表する年でもあるソウル(韓国)と宮古島市が結ばれることを大変うれしく思う。宮古ブルーの美しい海や自然、この魅力を韓国の皆さんに楽しんでいただき、国際的な交流が盛んになっていくことを大いに期待する」と述べた。
 ジンエアー(福岡旅客支店)の山田支店長は「お客さまに日本一きれいな海がある宮古島でマリンスポーツを楽しんでもらったり、韓国の方はゴルフをする方も多く宮古島も十分にその需要は見込めるのではないかと思う。今後搭乗実績も良好に推移すればデイリー便も考えていきたい」と述べた。
 SAMCOの鶴見弘一代表は昨年4月の着任以来、国際便再開が課題であったとし、この実現を喜び「受け入れ側としても宮古島観光の出入り口として満足してもらえることがリピートにつながっていく」と話した。
 3泊4日滞在するというソウル市からの観光客は「宮古島は初めて。ゴルフを楽しみ、家族ときれいな海でゆっくり過ごす」と話した。
 宮古島と韓国が定期便で結ばれるのは初めてのこと。またみやこ下地島ターミナルにとっても新型コロナウイルスの影響で香港線が運休した2020年2月以来、約4年3カ月ぶりの国際線再開となる。
 ジンエアーのソウル線は同日から10月26日までの間、定期便を週5往復(月・火・金・土・日曜日)運航する。下地島空港からは午後4時20分発、仁川同6時50分着となる。

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