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小中学生期における肥満の健康課題を共有した教諭らはグループワークで課題と対応策について話し合った =市役所大ホール

小学生肥満、県・全国比2~3倍 中学生も多い状況 思春期保健教育研修会 教諭ら課題、対応話し合う

 2024年度「第1回宮古地区思春期保健教育研修会」(主催・宮古地区中学校体育研究会)が17日、市役所2階大ホールで行われた。市健康増進課から小学生の肥満傾向児が県や全国に比べて2~3倍以上多く、中学生でも多いことが学校健診データで示された。この状況は深刻であるとして小中学生期における肥満率などの健康問題を共有し、対応策を検討するとともに実践していくことを目的に研修会が開催された。参加した教諭らはグループワークで各学校の現状、課題と対応策について話し合った。
 市健康増進課は、2022年度学校健診データを示した。肥満傾向児の出現率によると男子は小学生5年が30・8%となり、県10・78%、全国12・58%に比べて3倍の多さ。小学生6年も30・0%で県15・74%、全国12・48%に比べて2倍の多さとなっている。1年~4年も同じ傾向。
 女子は出現率が下がるものの各学年で男子と同じような傾向となっている。中学生になると活動量の増加などに伴い肥満傾向者の減少が見られるものの県や全国と比較しても多い状況だ。
 同課では、国が取り組む「健康日本21」の健康増進計画を基に12年間の健康増進計画を立て、健康増進に取り組んできた。評価と課題を踏まえて第三次健康増進計画に取り組む方針で、未来への投資となる「重点分野」では健康を守るために子どもの肥満を減らす取り組みの推進を図るとしている。
 取り組み案は市、学校、医師会が連携して各学校で生活習慣病予防に関連する健康講話を行う。先日行われた小・中学校校長会でも説明があり、この日の研修会では各学校の実施年度などが示された。保健だよりなどを活用した保護者への啓発にも取り組んでいく考え。
 重点分野では20代・30代の健診受診率向上の推進も挙げた。取り組み案は企業・会社・職場で健診受診の意義を共有して意識の高揚を図るとしている。子どものむし歯予防の推進では各学校でむし歯予防に関連する健康講話を行う。食後の歯みがきやフッ素洗口ができる環境整備を行っていくことの説明もあった。

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