三つどもえ前哨戦展開 県議選告示まで1カ月に 各陣営「総決起大会」日程決まる
任期満了に伴う第14回県議会議員選挙(6月7日告示、6月16日投票)は7日、投票まで1カ月となる。宮古島市区(定数2)は、出馬表明しているいずれも現職で2期目を目指す自民党県連公認の下地康教氏(64)、立憲民主党公認の國仲昌二氏(63)と新人で前市議の新里匠氏(46)の3陣営が前哨戦を展開。三つどもえによる決選の結果は、来年1月の市長選に向けた各陣営の動向にも大きく影響することから注目されている。
これまで2005年の5市町村合併から08~20年までの県議選は第11回(12年)を除き、すべてで保守2人、革新1人の出馬で議席を1つずつ分け合う「三つどもえ」を展開してきた。
3氏とも後援会事務所を設置し、選挙戦へ向け準備を整えており、新里氏が先行する形で1月25日、國仲氏と下地氏がともに2月12日にそれぞれ出馬表明している。
総決起大会もそれぞれ日程が決定し、支持者の最大動員を図る。
新里氏が5月29日午後7時からマティダ市民劇場、下地氏が26日午後6時半からホテルアトールエメラルド宮古島、國仲氏が6月2日午後3時からJTAドーム宮古島でそれぞれ行う予定となっている。来月7日の告示に向けて全力を挙げる構えだ。
また、3氏それぞれが政策発表会見を行う予定で、國仲氏が10日、新里氏が16日、下地氏は中旬ごろで調整中とのこと。
各陣営とも各地での街頭PRや会員制交流サイト(SNS)の活用などで機運を高め積極的に展開している。
また市関係者としては平良西里出身で那覇市議の坂井浩二氏(49)が自民推薦で、同じく那覇市議で両親が池間島出身の前泊美紀氏(51)が無所属で両氏ともに那覇市・南部離島区(定数11)へ出馬表明しており、浦添市区(定数4)には2期目を狙う伊良部出身の島尻忠明氏(57)=自民=が沢岻と大平に事務所を設置し、動画サイトやSNSを使って政策の浸透に努めている。