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春の全国交通安全運動宮古地区出発式には市や警察などの関係者が参加した =市未来創造センター多目的ホール

出発式で事故防止徹底図る 市交通安全推進協 春の交通安全運動始まる 子どもの安全通行も 新入生にグッズ贈呈

 2024年春の全国交通安全運動宮古地区出発式(主催・宮古島市交通安全推進協議会)が5日、市未来創造センター多目的ホールで行われた。市や警察、交通安全推進協議会などの関係者らが交通ルールの順守と交通マナーの実践を習慣付けた交通事故防止の徹底を図ることを確認した。入学時期でもあり、子どもたちが安全に通行できる道路交通環境の確保も呼びかけた。交通安全グッズの贈呈を受けた小学校新入学生の津波古幸希さん(鏡原小)と佐久川うららさん(平一小)が誓いの言葉を述べた。

座喜味市長(後列左から2人目)らと小学校新入学生の津波古さん(前列右)と佐久川さん(同左)


 宮古地区出発式では始めに、参加者全員が交通事故犠牲者に対する黙とうを行った。
 同推進協議会長の座喜味一幸市長は、春の全国交通安全運動の重点に取り組むとともに飲酒運転の根絶に対しては「飲酒運転をしない、させない、許さない環境を各家庭や地域、職場で取り組んでいくことが重要」と強調。そして「宮古島警察署や宮古島地区交通安全協議会などの関係者と連携し、交通事故のない安全安心な宮古島市づくりに向けてまい進していきたい」と述べた。
 宮古島警察署の新垣健一郎署長は、管内の交通事故状況について「3月末の人身事故は18件で昨年同期比では3件減少している。一方、悪質危険な飲酒運転をはじめ重大な結果につながりやすい路上寝は後を絶たない状況が続いている。特に路上寝は今年に入ってから134件を認知しており、非常に憂慮している状況にある」と述べた。
 宮古島地区交通安全協会の友利勝一会長は、安全宣言の中で「黄色いランドセルカバーを着用した児童が安全に学校生活が送れるよう地域で見守りましょう」と呼びかけた。
 このあと座喜味市長、新垣署長、友利会長が小学校新入学生の津波古さんと佐久川さんにランドセルカバーなどの交通安全グッズを贈呈。2人は参加者が見守るなか「手を高く上げて、右見て、左見て、車が止まったらさっさと渡ります」などと誓いの言葉を述べた。
 最後は大城裕子教育長がお礼の言葉を述べ、同出発式を終えた。
 同交通安全運動は▽こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断歩道の実践▽歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行―などを重点に6日から15日までの期間で展開される。

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