所得向上算定を疑問視 富浜靖雄氏一般質問 市長公約の成果公表求む
富浜氏は市長公約の市民所得10%向上について「求人平均賃金の高騰をもって所得向上とする説明に違和感がある」として再度説明を求めた。嘉数副市長は「求人平均賃金はいくつかある指標の一つ」とし、「他に市県民税の課税対象所得額も6%上昇している」としたが、富浜氏は「同所得額にはコロナ対策給付金等も所得参入されることから、所得向上の実質指標としては不向きだ」と応じた。
さらに「市長任期も終盤だが、市民所得向上の成果公表をいつ行うか」と問われた座喜味市長は「7月公表の労働局から所得統計が示される。同統計や各種指標を検証していく」と述べるに止まり、公表時期の名言を避けた。
富浜氏は市管理の道路や公園の破損や不具合を発見した市民が、スマホ等から市に直接通報できる通報アプリの導入を求め、市は「先行導入地の運用等を調査した上で総合的に判断する」と回答。「アプリ導入により市は点検管理の負担軽減になり、市民は生活環境の向上につながる」としたほか、改選が大幅に遅れた農業委員の任期を確認し、農業委から「農業委任期は本年5月からの3年間へと変更する」との回答を得た。