山田さん(中央)と俳句コンクールの入選者たち =25日、市働く女性の家ゆいみなぁ軽運動室

「旧十六日祭」テーマに一句 小島くんら特選を受賞

 綾船俳句会および宮古島ジュニア俳句育成会は25日、市働く女性の家ゆいみなぁで「旧十六日祭俳句コンクール」の表彰式を行われた。投句された全149句の中から入選者をそれぞれ表彰。選者である山田佳乃さんも兵庫県から駆け付け審査評を述べると共に入選者をたたえた。
 同コンクールは地域行事である旧十六日祭を通して俳句づくりを楽しむという目的で募集し、開催された。
 表彰ではNHK俳句選者で、「円虹」主宰でもある山田さんが特選の5人、入選の15人の一人ひとりに表彰状を手渡しねぎらった。
 特選に選出された鏡原小学校1年生の小島ゆきとくんは「取れるとは思っていなかった」と賞状と共に副賞の図書カードに喜び、応募したことも知らなかったという父の清志さんは息子の功績に喜んだ様子だった。
 両会の会長である池田俊男さんのあいさつを副会長の池田きみえさんが代読。「例年では『春の俳句吟行会』を開催するが、参加が難しいことから事前に俳句を募集し表彰式を行うことにした」と述べると共に入賞者の句の素晴らしさををたたえた。
 また、「宮古島の俳句を盛り上げようと母の故弘子さんから20年以上も毎年春と夏、時には年2回以上も神戸から来ていただいている」と山田さんを紹介しつつ感謝の意を示した。
 表彰された皆さんは次の通り。(敬称略)
【特選】立津和代(一般)「紙銭焚き首里へ遥拝十六日祭」▽小島ゆきと「十六日はなは1ぴきおるすばん」▽池間結友(平一小6年)「十六日手を合わせるとひびく音」▽大久望英留(久松中2年)「豆を投げ鬼も2月も逃げていく」▽下地夢華(宮古高2年)「ウチカビの灰が空へと十六日」【入選】平良砥希(宮古高2年)▽古波藏琉希(同)▽川満玲奈(同)▽堀田想藍(久松中2年)▽平良由子(同)▽佐久田愛純(城東中2年)▽狩俣有那(東小6年)▽砂川咲(同5年)▽仲間聖恵(城辺小4年)▽長崎令愛(南小3年)▽盛島健一朗(下地小3年)▽比嘉りみ(南小3年)▽上地文雄(一般)▽藤田篤史(同)▽砂川孝子(同) 

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