北(男子)、平良(女子)連覇 代表選手が熱い走り 全宮古中学新人駅伝
第19回全宮古中学校新人駅伝競走大会(主催・宮古中学校体育連盟)が10日、上野陸上競技場付設周回コースで行われた。男女共に9校が出場。男子は6区間(16・8㌔)で競った結果、北が1時間22秒で優勝。女子は5区間(10㌔)で競い、平良が39分10秒で制し、両校とも2連覇を達成した。この日は曇り空のレースとなり、各校の代表選手はチームワークで襷(たすき)をつなぎ、コース沿いでは保護者らが声援を送った。
男子のレースは6区間で競われた。1区多良間がトップに立ったが、2区は西辺、3区は北と入れ替わるレースとなった。優勝した北は4区で3位に落ちたものの終始トップ争いを展開し、最後まで競い合った西辺には16秒差で勝った。
北キャプテンの目取眞巧巳は「目標が優勝だったので、達成できてうれしい。1年生が速いので、2年生も負けられないと練習した結果が出た」と話した。昨年の県大会は3位、9秒差で九州大会に行けなかったということで「今年は県大会で優勝し、九州を狙いたい」と意欲を見せた。
池間強志監督は「練習通りに力を発揮した。昨年の記録を上回ることを目標にしていたので、それが達成できて良かった」と選手たちをたたえた。今後の目標には「(選手たちは)昨年の県大会3位を超えることを目標に頑張っている。その思いで北中の走りの伝統がつながっていければうれしい」と話した。
女子のレースは5区間で競われた。1区は上野がトップに立ち、城東、平良と続いた。2区は平良がトップに立ったが3区は1区で6位だった北、4区では平良が抜き返してトップに立った。平良がそのままゴールした。2位の北には1分差をつけた。
平良キャプテンの稲垣悠花は「朝や夕方に練習して大会に臨んだ。レースではみんないい走りができた。チームワークの勝利で優勝はうれしい」と笑顔で話した。昨年の県大会では「県ベスト16だったので、その上を目指したい」と語った。
平良の宮川しおり監督は「メンバーは、すごく優勝したいという気持ちが強く、どんなきつい練習してもお互いに声をかけ合いながら頑張った中での優勝なのでうれしい」と話した。
結果は次の通り。
【男子団体】優勝=北1時間22秒▽2位=西辺1時間38秒▽3位=久松1時間2分01秒▽4位=平良1時間2分47秒【個人賞2・8㌔】1位=桝岡碧輝(多良間)9分19秒▽2位=山下裕翔(北)9分23秒▽3位砂川陽向(平良)9分27秒▽4位=赤嶺慈恩(西辺)9分28秒▽5位=砂川治斗(城東)9分29秒▽6位=久重東洋(久松)9分30秒▽7位=濱川拓海(西辺)9分40秒▽8位=目取眞巧巳(北)9分44秒
【女子団体】優勝=平良39分10秒▽2位=北40分10秒▽3位=西辺42分14秒▽4位=城東43分34秒【個人2㌔】1位=渡真利彩菜(上野)7分18秒▽2位=島垣このん(北)7分33秒▽3位=奥平心結(平良)7分35秒▽4位=砂川友里恵(城東)7分37秒▽5位=島尻みゆ(平良)7分42秒▽6位=稲垣悠花(平良)7分44秒▽7位=仲里愛心(下地)7分45秒▽8位=松原香帆(平良)7分47秒