出場者を応援しようと多くの市民が訪れ、一体となり会場を盛り上げていた =17日、マティダ市民劇場

NHKのど自慢生放送、大盛況 7年ぶりの宮古島市開催

 宮古島市では2016年以来7年ぶりとなる「NHKのど自慢大会」が17日、マティダ市民劇場で行われた。前日のきびしい予選を勝ち抜いた20組がステージ上で自慢の声を披露し、息の合ったダンスも披露するなど会場を多いに沸かせた。会場には約800人を超える市民が駆けつけて出演者たちに声援を送っていた。
 「NHKのど自慢大会」はNHK沖縄放送局と宮古島市が共催。2016年1月10日に開催してから7年ぶりということもあり、多くの市民が楽しみにしていた。本線前日の16日には予選会が行われ、200組が本線に出場できる20組入りを目指し熱唱した。
 本線当日、会場となったマティダ市民劇場には午前11時の開場前から当選ハガキを手にした市民らの長蛇の列ができていた。ロビーには「のど自慢大会」のパネルや採点の時に点数を知らせる「鐘」が展示してあり、記念撮影をする姿が多数見られた。
 客席には横断幕や大漁旗にうちわに名前を書いて応援し盛り上げていた。審査を待つ間にはゲストの前川清さんと県出身アーティスト知念里奈さんが楽曲を披露し、観客を魅力した。
 冒頭、座喜味一幸市長は「7年ぶりの『NHKのど自慢大会』で予選200組からの20組のみなさんには元気いっぱいのびのびと歌ってほしい。客席からの応援をよろしくお願いします」、NHK沖縄放送局の赤岩雄二局長は「今年最後の『NHKのど自慢大会』でぜひ楽しんでください」とそれぞれ客席に呼びかけた。
 廣瀬智美アナウンサーは軽快な司会で会場を終始盛り上げ、出場者とのやり取りでは励ましの言葉を掛けていた。
 特別賞は病気で麻痺(まひ)の後遺症が残る中、リハビリに励み市内で医師として勤務する「ココロオドル」を歌った仲宗根啓さん。チャンピオンに輝いたのは「ダイナミック琉球」を歌った白井明日香さんとダンスパフォーマンスをした儀保孝幸さんの大学生2人組が選ばれ会場からは大きな拍手が贈られた。

関連記事一覧