７個人、３団体に表彰・感謝状　犯罪、非行防止に尽力　宮古更生保護女性会

　２０２３年度更生保護女性会受賞者表彰伝達式が15日、更生保護サポートセンターで行われた。６日に沖縄本島で行われた県更生保護記念大会で受賞した宮古更生保護女性会の個人５人と民間協力者の３団体に那覇保護観察所の岡田和也所長から表彰状、感謝状が伝達された。また、宮古更生保護女性会会長感謝状には２人が選ばれ、新城美津枝会長が感謝状を手渡すとともに日頃の活動をたたえた。
　宮古更生保護女性会は１９７３（昭和48）年12月８日に設立され今年で50年の節目を迎えており、広く社会に更生保護への理解と協力を得るための運動を展開している。青少年の非行や犯罪を防ぎ、過ちを犯した人々の立ち直りを支えるため関係団体と連携を取りながら明るい社会運動などの活動を行っている。
　新城会長は「われわれは今年４月にチャリティーショーも行い、宮古での活動が評価されていることで県連盟からも大勢訪れた。これからも支え合い、互いに協力し合って更生保護活動に取り組んでいただきたい」とあいさつした。
　伝達式では出席した一人ひとりに賞状が手渡され、大きな拍手が送られた。
　座喜味一幸市長（代読）は「近年大きく変化した人間関係の揮発化や社会的モラルの低下、そして犯罪や不幸など青少年を取り巻く、環境の複雑化が指摘されてる中で女性の持つ温かさや細やかさを生かし、長年にわたり更生活動に尽力されたことに心より敬意を表する。市としても皆さんと力を合わせ、犯罪のない明るい社会の実現に取り組んでいきたい」と祝いの言葉を贈った。
　そのほか、岡田所長（代理、代読＝石内裕也宮古島駐在官事務所保護観察官）、雇用主会の宮里敏男会長、保護司会の下地達男会長も祝辞を述べ、会員による余興も披露された。
　受賞者代表あいさつでは九州地方更生保護委員会委員長賞の古城和子さんが「皆さまの協力の下でこのような素晴らしい賞をいただき心からうれしく思う。これからも新城会長を軸に更生保護活動に参加していきたい」と話した。
　受賞者は次の通り。（敬称略）
▼九州地方更生保護委員会委員長感謝状
　古城和子
▼県更生保護女性会連盟会長
【更生保護女性会員】下地洋子▽渡久山まさこ▽下地恵子▽武富真樹【保護観察所長感謝状（民間協力者）】パイオニア（高里礼己代表）▽池間シャッター製作所（池間清昌）▽末基生花部花福（与座邦男）
▼宮古更生保護女性会会長感謝状
　花柳幸百合▽花柳幸藤