宮里実行委員長(右から3人目)や照屋副知事(同5人目)らがくす玉を割って幕を開けた「離島フェア2023」 =那覇市の沖縄セルラーパーク那覇

宮古島、多良間の魅力を発信 離島フェア 4年ぶりの通常開催

 【那覇支局】県内18の離島市町村の特産品をアピールする「離島フェア2023」(主催・同実行委員会)が24日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開幕した。4年ぶりの通常規模での開催となる。35回目となる今回は「帰って来たよ!離島フェア」をテーマに26日までの3日間開かれる。特産品の展示販売会には82事業者が約700品目を販売する。宮古からも宮古島市から10事業者、多良間村から7事業者が出展している。各種コンクールの表彰式も開かれ、宮古からも多くの受賞者が表彰を受けた。

来場を呼び掛ける(左から)宮古島市のイメージキャラクター「みーや」、砂川朗市観光商工スポーツ部長、多良間村の伊良皆光夫村長と村公式キャラクター「たらぴん」


 同フェアは離島の産業振興、離島と都市地域間や離島相互間の交流を促進するとともに新たな地域資源を発掘し、住民自らの創意工夫による地域づくりを支援することを目的に毎年開催されている。コロナ禍の影響で、今回は4年ぶりの通常規模での開催となった。
 開会式は北大東村の子どもが参加する「北曙会」の太鼓の演舞で華やかに幕開けした。玉城デニー知事(代読・照屋義実副知事)は「離島の特産品や伝統文化の良さが県内外に発信されるとともに離島地域の産業振興につながる。島の資源や魅力を生かした産業振興や交流人口の拡大に向けて各種施策に取り組む」とあいさつ。
 実行委員長の宮里哲座間味村長は「島人(しまんちゅ)の創意工夫で島の魅力を詰め込んだ特産品の展示即売、島の魅力を詰め込んだ離島食堂など4年ぶりのリアル開催の醍醐味を感じてほしい」と話した。
 特産品の展示即売会場には、離島から自慢の特産品や工芸品が並び、開場とともに多くの人が訪れ、目的の商品を買い求める様子がみられた。会場は他にも離島の特産品を使用した料理を堪能できる離島食堂や泡盛ブース、離島の伝統芸能を楽しめる特設ステージもある。26日には多良間村ふしゃぬふエイサーや沖縄宮古民謡協会のステージも予定されている。開場時間は午前10時~午後7時(26日は午後6時)まで。

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