来年の復活に願い込め カギマナフラ 告知イベント開催
カギマナフラ実行委員会 (下地信男委員長) は9日、 来年10月11~14日に開催されるカギマナフラの復活に向けた告知イベントをトゥリバー海浜公園で行った。 市内だけでなく、 沖縄本島や石川県から8団体約80人が参加してフラを披露した。 10日は市役所を訪れて座喜味一幸市長に実行委員会の発足を報告するとともに、 チャリティーイベントで募ったマウイ島火災の義援金を贈呈した。
同イベントはコロナ禍で中断しているカギマナフラの来年の復活を告知するため開催。 開会式で下地委員長はあいさつで 「4年ぶりの開催にお越しいただきありがたい。 フラが大好きで宮古島に移住した人もたくさんいる。 姉妹都市のマウイ郡との交流を継続しながら宮古島がフラで発展できるように、 以前やっていた規模でカギマナフラを今後開催していけるよう、 皆さんに後押ししていただきたい」 と力を込めて語った。
舞台は太鼓パフォーマンスで始まり、 島内外から参加した8チーム80人が伊良部大橋と夕日を背に華やかな衣装でフラを踊り、 来場した観客を楽しませた。
イベントを訪れた上野在住の小久保綾華さんは 「素敵な踊りと歌で心が清められ楽しかった。 見るだけじゃなく、 踊ればもっと楽しくなると思う。 私もフラを始めてみたくなった」 と話していた。
同委員会では8月と9月の週末に宮古空港などでフラダンスのチャリティーイベントを行っており、 市内のフラダンス教室の生徒らが踊りを披露するとともに、 利用客にマウイ島火災への義援金を呼びかけた。
10日、 市役所を訪れた下地委員長らは義援金を贈呈し 「9日のプレイベントは成功できたが、 来年のカギマナフラに向けて民間組織だけでは難しいことが出てくると思う。 行政にも多大な協力をお願いしたい」 と座喜味市長に求めた。
座喜味市長は 「行政でもどういう協力ができるか考えたい。 観光客が増えているので、 いろんなイベントを支援して宮古に活力を与えたい。 義援金ありがとう。 マウイ郡の1日も早い復興のために早急に送金する」 と述べた。