19組が出場した市総合文化祭「音楽祭」(舞台上はブーゲンビリアコーラス) =15日、マティダ市民劇場

歌声、音色で観衆を魅了 音楽祭が通常開催

 第18回宮古島市民総合文化祭(主催・市文化協会ほか)の高校・一般の部「音楽祭」が15日、マティダ市民劇場で開催された。同文化祭のテーマは「創造する市民の文化」。昨年は各組の演奏時間を短縮するなどのコロナ感染対策をとって実施されたが、今回は通常開催となった。合唱や独唱、合奏など昨年を上回る計19組が参加。出場者は練習で磨き上げた歌声や音色を披露し、観衆を魅了した。
 市文化協会の饒平名和枝会長は「音楽祭は、市民がさまざまなジャンルの音楽活動を発信し、広く交流する機会。宮古の音楽文化・活動の素晴らしさを存分に発揮していただきたい」と話し、「今回、一般の部では新たにサブテーマ『繋げよう!島の力』と設定し、古(いにしえ)より宮古に受け継がれている文化芸術の心を『島の力』とし、宮古における文化の力を一層高め、併せて宮古の心を紡ぐ島の文化を未来につなげていくことを目指したい」とあいさつした。
 出場した団体、個人は昨年の短縮開催から約2倍となる19組。プログラムは宮古島吹奏楽団の「スーパーマリオブラザーズ」で始まり、宮古工業高校や合唱団「ブレス」など7団体が合唱を披露し、最後は全体合唱「宮古島市歌」で締めくくった。
 総合文化祭は「創造する市民の文化」をテーマに、「美ら島おきなわ文化祭」の市独自事業として開催。一般・児童・生徒が参加し、「書道」「美術」などの展示会や芸能祭といった各部会の舞台発表、そのほか「史跡巡り」などが行われる。
 出演者、団体は次の通り(プログラム順、敬称略)。
 宮古島吹奏楽団▽ミュージックベルCANTO▽瑞慶覧恭子(独唱)▽髙田憲(同)▽宮工高(合唱)▽兼島美保(独唱)▽永松和子(独唱)▽女声あんさんぶるAYAGU(合唱)▽ブーゲンビリアコーラス(合唱)▽本田采那(ピアノ独奏)▽みやこギターアンサンブル▽木管合奏団「みやこ」▽合唱団「ブレス」▽平野佳野(独唱)▽女声コーラス「ポップ」▽金管合奏団「響」▽宮古フロイデ合唱団▽ひらら女声コーラス「きらきら」

関連記事一覧