あすから上野庁舎内覧会 参加事業者を募集

 市産業振興局は7日から14日(土日除く)、上野庁舎の内覧会を実施する。対象は地産地消の意義を共有し、同庁舎を活用して市内での地産食材の利用促進や商品開発等を実施、地域活性化に貢献できる者。時間は午前9時~正午と午後1時半~4時半、1事業者当たり30~60分程度。事前予約が必要。申し込み先は同局産業振興課(73・1919)。
 市では基幹産業の農水産業で優良な生産物が多く生産されている一方、市民や観光客が消費する食料の多くを市外からの移入に依存している。市外からの食料調達に伴って地域経済が外部へ流出していることから、加工や流通の仕組み作りを行うことによって食料の地産地消を推進し、地域内経済循環の構築と所得の向上を目指している。
 上野庁舎の活用は規格外等の未利用農産物を有効活用し、加工や冷蔵・冷凍による供給先、供給期間の拡大を図り、生産者の所得向上や市内で消費される地産食材の割合を高めることを目的としている。その一環として今年度はプレハブ冷蔵庫を設置する。
 内覧会では活用を希望する事業者に現場を確認してもらい、活用する区画や活用方法、必要な整備費等について意見を聞くことを目的に開催する。内覧会での意見をもとに条件内容を検討、整理して民間活用スペースの希望事業者を募集する予定。

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