市スポーツ協会の定期総会であいさつする砂川会長(奥右) =5月30日、市総合体育館

躍進賞目指し団結誓う 市スポーツ協会、秋に県民体育先島大会

 宮古島市スポーツ協会(砂川恵助会長)は5月30日、市総合体育館で、2023年度の定期総会を開催。11月に開催予定の第75回沖縄県民体育大会先島大会で、躍進賞受賞を目指し競技力を高めるために団結を誓い合った。県内14市郡の対抗戦形式で行われる同大会で、宮古は昨年男女ともに最下位と低迷している。13位はいずれも八重山郡。第50回宮古体育大会の運営を含む23年度の事業計画案など、議案はすべて原案通り承認された。
 県民体育大会は那覇・中部・北部・南部・先島の順に持ち回りで開催される。19競技のうち11競技は石垣市で行われるが、総合開会・閉会式と大会のラストを飾る陸上競技は宮古島市が会場。開会式は11月17日を予定。
 定期総会では黒澤秀男副会長が「今年は大変重要な行事がある。宮古島市のスポーツシーンが輝けるものとなるよう、理事やアスリートの皆さんの協力を願いたい」とあいさつ。
 砂川会長は「コロナ禍で自粛が続いたが、4年ぶりのトライアスロンなどイベントが再開され始めている。声援でにぎやかな会場の光景などを見ると、スポーツには凄い力があると改めて思う」と語った。
 先島大会を重点課題に挙げ、「低迷していた成績を躍進賞に持っていきたい。また、宮古体育大会も50回の節目を迎える。2つの大会を結び付ければ、素晴らしい取り組みができると思う」と意気込みを述べた。躍進賞とは、前回大会から成績が大きく飛躍した地区に贈られるもの。
 同協会は総合体育館や陸上競技場など、市から7施設の指定管理を受けている。砂川会長は「行政と連携を取りながら、施設の整備や修繕、市民に喜ばれる雰囲気づくりに取り組んだことで、利用者が大きく増加している。使用料収入が増えることでさまざまな活動をすることができる。協会はあくまでも法人化された組織であり、一般企業と同様に、増収増益を目指していきたい」と話した。

関連記事一覧