父母や在校生による花道でシャボン玉が舞う中を笑顔で退場する卒業生 =12日、北中体育館前

新たな門出活躍祈念 8中学校一斉に卒業式

 宮古島市内の池間、狩俣、久松、鏡原、北、城東、下地、伊良部島の8中学校の卒業式が12日、一斉に行われ、卒業生が慣れ親しんだ学び舎を巣立った。新型コロナウイルス感染防止の対処方針が緩和される中、マスクについては在校生や保護者は着用したが、卒業生は学校によって対応が分かれた。式では出席者が卒業を祝福するとともに、新たな門出に当たって今後の活躍を祈念し、将来の夢や希望の実現に期待を寄せた。

●北中
 北中学校(久高三彦校長)は、午後1時30分から同校体育館で「明日からみんな新しい旅に出る 一人一人の旅路(みらい)が輝きますように」をテーマに式典を実施し、在校生をはじめ父母、教職員、教育関係者が見守る中、129人が巣立った。
 卒業認定及び証書授与、特別表彰のあと式辞に立った久高校長は、「予測が困難な時代、激動する社会の中で変化に対応するしなやかな考え方、行動力と『若い気力、深い知性、勇気ある行動』を持ち、一人ひとりの個性を輝かせ、大きな目標に向かって力いっぱいがんばってほしい」と卒業生にエールを送った。
 市教育委員会告示、PTA会長あいさつ、記念品贈呈、送辞のあと卒業生代表で川上峻杜さん、砂川結海さん、下地臣さん、沖野澄空さんの4人が後輩、恩師、仲間、家族に向けたメッセージを答辞に込めた。また、卒業生が「正解」を合唱した。

●久松中
 久松中学校(垣花秀明校長)の第73回卒業式は「大好きな仲間へありがとう夢に向かってまたいつか」をテーマに同校体育館で行われた。40人の卒業生たちは答辞で家族や恩師らに「3年間ありがとう」と感謝を伝え、慣れ親しんだ学び舎を巣立った。

●伊良部島中
 伊良部島中学校(與那覇盛彦校長)の卒業式は同校体育館で行われ、9年生34人が結の橋学園を巣立った。與那覇校長は式辞で「結の橋学園は皆さんの母校。輝く未来に向けて、この学び舎で過ごした日々を心の糧にして力強く、誇り高く、羽ばたいてほしい」と言葉を贈った。

●狩俣中
 狩俣中学校(前泊一郎校長)の第75回卒業式では、4人が学び舎から旅立った。式のテーマは「切り拓こう四色の未来 新たな物語の幕あけ」。前泊校長は「好奇心と自信・勇気、始めたことは継続するという熱意で、夢に近づく歩みを始めよう」激励した。

●池間中
 池間中学校(平良吉嗣校長)では、平良忠嗣さんと浜川平和さんの2人の門出を祝福。平良校長は忠嗣さんに「持ち前の元気の良さを生かし、皆の見本となる先輩だった」、浜川さんには「任されたことに主体的・計画的に取り組み頼りになった」と語り掛けた。

●城東中
 2回目の卒業式となった城東中学校(比嘉豊樹校長)は、59人が晴れやかな表情で臨んだ。比嘉校長は「挑戦と仲間とアララガマ魂を忘れずに」と題した式辞で、卒業生の今後に期待を寄せた。「すなかぎくがに賞」の表彰のほか、合唱などが行われた。

●下地中
 下地中学校(狩俣典昭校長)の卒業式は「新たな世界の入り口で夢を描こう~ありがとう また逢う日まで」をテーマに催され、父母や在校生が見守る中、34人が旅立った。卒業証書授与、狩俣校長の式辞のあと、卒業生が「3月9日」を合唱した。

●鏡原中
 鏡原中学校(濱川成共校長)は35人が卒業を迎え、慣れ親しんだ学び舎をあとにした。式では濱川校長が卒業証書を授与するとともに式辞を述べ、門出を祝った。上地ひまりさんが答辞に立ったあと、卒業生全員で「オワリのはじまり」を歌った。

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