18団体が出演した舞台発表 =26日、未来創造センター市中央公民館

市民の学習成果を披露 公民館まつり開催

 「さがしてみよう笑顔になれる学びの場」をテーマに第1回宮古島市公民館まつり(主催・市教育委員会)が26日、未来創造センター市中央公民館で開催された。市内8公民館を利用するサークルによる舞台発表や公民館講座の受講生の作品などが展示され、日頃の学習活動の成果を訪れた市民に披露した。これまでは生涯学習フェスティバルの一環として実施されていたが今年度から公民館まつりとして開催されることになった。
 オープニングセレモニーでは市教育委員会の大城裕子教育長が「公民館は市民のための社会教育を推進する拠点施設としての役割を果たしている。市民同士が集い、学び、結ぶことを促し、人・地域づくりにも努めている。教育委員会としても生涯学習の振興を図るとともに、市民のニーズに応じた学習機会を提供できるように取り組んでいきたい」とあいさつ。みやこ少年少女合唱団が美しい歌声を響かせた。
 舞台発表には18団体が出演。中央公民館の野村流古典音楽愛好会の「なりやまあやぐ」の演奏で幕を開け、新舞踊やラフターヨガ、合唱、琉球舞踊、社交ダンス、ウクレレの演奏など日頃、公民館で練習を重ねてきた成果を訪れた多くの市民に披露した。
 宮古民謡保存協会が下崎地区公民館で行った研修を経て22年度に結成した沖縄横笛サークルは初の舞台となり、このうち荷川取ちはるさん(26)は「2曲目の『豊年の歌』は手拍子をしてもらえたので良かった。フルートをやっているので横笛にも挑戦しようと思った。横笛は独特の音がするので吹いていて楽しい」と感想を述べた。
 「かぎやで風」などを演奏した西原地区公民館の三線サークル蔵で世話役を務める高良雅一さん(72)は「広い舞台は久しぶりなので緊張したが集中力にもつながった。みんな上手く演奏できた。市の行事などでも声がかかれば積極的に協力できるように頑張っている」と話した。
 作品展示には各公民館の講座で製作したパッチワークや月桃まるかご、花編飾りの時計、宮古島の草花で作ったリース、フラワーアレンジ、書道、陶器など約200点が出展された。会場を訪れた平良西原の女性は「小豆もちづくりとパッチワークをやってみたい。コロナで受講できなかったが徐々にできるようになると思う」と述べた。

各公民館講座の作品展示


 市中央公民館の下地義信館長は「第1回だが予想より多くの市民が訪れて盛況となった。行動制限が解除され、講座やサークル活動が活発になっている。舞台発表は出演の申込みが多く抽選になった。発表の場があった方がやる気につながる」と話した。

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